190936 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

不良中年倶楽部

不良中年倶楽部

プレゼント?

1982年10月 OL「C子」

「M美」(マドンナGET!・参照)と別れてから数週間。
俺の心にポッカリと穴が開いていたようだ・・・。

ある日、街で買い物をしていた時のことです。
アクセサリーを売っている店の中を何気なしに覗いたら、
見覚えのある顔が・・・???
そうだ「M美」の今年の誕生日に指輪を買ったときの店員だ!

店の中に入り「C子」に声を掛けた。
『半年位前にこの店で貴女にプレゼントを見立ててもらったのですが、
 またお願いできますか?』
『かしこまりました!以前はどなたへのプレゼントでしたか?』
『彼女です・・・指輪を買ったんだけど・・・もう別れちゃったけど・・・』
『今度のプレゼントは、新しい彼女にですか?』
『いえ、好きになった人に渡すために』
『今度も指輪になさいますか?ご予算は?』
『指輪は・・・もういいです・・・ブレスレットがいいかな?
 1万円位でお願いします!』
「C子」は何本かブレスレットを持ってきた。
『どんな感じの女性でしょうか?』
『とっても綺麗な人ですよ!』
『これなんて、いかがでしょうか?』
『貴女だったら、どれをプレゼントされると嬉しいかな?』
『私でしたら、これでしょうか?』
『じゃあ、これをお願いします!』
『ありがとうございます!12,000円になります!
 お包みしますので少々お待ちください!』
『何かメモ用紙とペンを貸してもらえますか?』

渡された紙に、自分の名前と電話番号を書いて小さく折った。
『すいません、この紙を中に入れてもらえますか?』
数分待っている時間も苦にならない。
『お待たせいたしました!その女性に気持ちが伝わると良いですね!』
『ありがとう!これは貴女へのプレゼントです!』
『・・・』
事態が飲み込めていない「C子」は、その場に立ち尽くしていた。

何も言わず家に帰ったら、夜電話があった。
『私貰えませんヨ!お返しします!』
『迷惑だったら、捨てても良いよ!あくまでも俺の気持ちだから・・・』
『・・・迷惑ではないですけど・・・』
『じゃあ、素直に受取ってよ・・・ネ!』

翌日又電話があってデートの約束をGet!

何回かのデートを重ねた。
いつも、あのブレスレットをしていた・・・これってOKサイン?!
3回目のデートで、HOTELへGo!!!
若い割には、妙に場馴れしている感じで
あーんな事やそーんな事もしてくれて、トロットロッ状態に?!

結構、気に入ってたんだけど「ヤリ○ン」と言う噂が耳に・・・。

その年のクリスマスパーティーで知り合った「A子」(ドラマ?・参照)と
付き合うことになり・・・自然消滅?!


© Rakuten Group, Inc.